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Archive #23

 スタジオができた時に機材やプラグインのチェックのためと称して、とにかくいろいろな実験というか遊びをしていた。そんな録音DATAが腐るほど残っているのだが、これには笑ってしまったのでArchiveにて取り上げることにした。そういえば、ユニークなプラグインをいろいろと開発しているドイツのSugar Bytes、とくにLooperatorよく使ったっけ!!で、このチョッパーを弾いていたのは誰だったっけ?? 

Archive #22

oto-to-totoの最新お散歩ビデオのBGMのオリジナルトラックがこのトラック。作成した時期が不明だが、かなり寄せ集めた音源を無理矢理くっつけたようなことを覚えている。冒頭のセミは湯河原に引っ越して庭で録り溜めていたフィールドレコーディングをマスターに加えたのだと思う。セミ以外は台湾と中国で使っていたSinger Song WriterというDAWで作ったものらしいのだが、ソフトをもう所有していないのでトラックを分解して聴くことはできない。このトラックはマスターで書き出したらしいMP3に手を加えた。仮タイトルにThe End of Summer Loveとあったが、bacchanに「ダさっ!」と言われてしまった。

Archive #21

2015年〜16年ごろ、ジャンルに囚われずにいろいろな曲を作っていた。その頃のデモや結構な数の完成曲がHDに残っていることは前にも伝えたが、このデモは特に印象に残っている。多分、今につながるフィールド録音の音を積極的に取り入れるきっかけになったからだ。さらにドラムの打ち込みがかなり上達していることと、ギターのカッティングもうまく打ち込んでいるのには今聴いて我なが驚いている。後に「Rain」という曲に生まれ変わるのだが、それはそれで結構GOOなのでまたアーカイブで取り上げたい。

Archive #20

Live at Nashville in Beijing 2010-12-30 ”Things that I Used to Do”

日本で言えば年末も年末にライブを敢行していた。やる曲もよく決めずに2時間ほどのセッションが続いた。中でもブルース好きの連中が集まっていたので、往年のポップスナンバーの合間にこんな曲たちがいきなり演奏される。ベースを弾いていて、このセッションは楽しかったことを覚えている。それにしても、ブルースのナンバーになると登場するこの巨漢のハーピストのおっさんは誰だったんだろうか? ブルースハープ凄かった!!!

Live at Nashville in Beijing 2010-12-30 ”A Blues”

“Things I Used to Do”はレイボーンで有名ですが、オリジナルはギタースリムで、なんと小生が生まれた日の一ヶ月後に発売されました。(超余談)

                            2021-03-06 追記しました。

Archive #19 Archives of Words 

言葉による記憶と「音と場」に至る道、これもアーカイブの一つ。

2008年音出し音入れ  Part I

2008年3月3日

北京に赴任。南国の島国からの異動だったので、この寒 さと乾燥した気候に不安になる。特に、この乾燥は異常だ。寝ている とあっという間にミイラ状態になり口の中はサハラ砂漠となる。その 時は、後々の音楽ライフにも大きく影響することになるとは夢にも思 わなかったが。暫くは仕事仕事の毎日。それでも、北京なる都市で音 楽三昧ができるのか調査を開始。頼りはネットだけ。その時の音楽環 境は、120Gのipodに詰め込んだ6000曲とヘッドフォーン(Sony MDR-CD900ST)のみ。とてもシンプルなスタートだった。その後、 BOSEのCompanion5という小型スピーカーシステムを購入、ヘッドフ ォーンライフから解放された。 

2008 May 

レコード屋がない。これが地球上の未来の姿だと感じた。HMVもタワ ーレコードもない。あるのは、ちょっとしたDVD屋に置かれている如何にもといった感じのCDのみ。新作はnet頼り。ともかくitune store に接続(よかった繫がった)。ライブハウスは、飲み屋というかバー (后海周辺に多い)とホテルのJAZZバンド、いくつかの学生向けライ ブハウスが点在しているだけ(意外とヘビメタが多い)、ほとんど見 て回ったが、足繁く通うほどのものはない。楽器はといえば、后海の 西にある新街口南大街という通りにある楽器街を発見したときは、さ すがに嬉しかった。この通りでは、ギブソンからフェンダーなど有名 ギターのほとんどがコピーとして存在する。しかも500元から1500元 程度で買える。ちなみに小生もここで買ったベースやギター5本ほど 所有している。いずれ写真で紹介したい。同僚のBlues Leeさんをこの 楽器街視察に誘った。彼が試奏中に弾くジミヘン、クラプトン、クリ ーム、ビートルズのリフの数々。この男、小生より10歳は若いという のに、どうみても同世代という感じで次々に弾きこなす。聞いてみる とビートルズが神様だという。「今度家でやってみようか」この一言 がour music life in Beijingの始まりであった。 

ブログOur Music Life in Beijing より

Archive #18 From the Marriott Tape 「真赤な太陽」

この音源を発見した時は驚いた。遊び半分ではなくこんな曲まで取り組んでいたとは!!冒頭のなんとも昭和なエレキギターのリフサンプルは覚えている。いろいろな楽曲のデモ作りで利用したが、そうだ、思い出したよこの曲、巡音ルカに歌わせたんだっけ。グループサウンズ同時代ではなく、全く知らない世代のLeeくんが楽勝でギターの間奏をさらっと弾いちゃったのにはなんとも驚いたっけ!

1967年 昭和42年 5月発売 「真赤な太陽」 歌 美空ひばり

作詞:吉岡治、作曲:原信夫、編曲:井上忠夫(ブルーコメッツ)

Archive #017

Archive #15はスマフォに残された意味不明のビデオを使って、アンビエントデモ曲を取り上げた。今回は、30年も40年も前の紙焼き写真を使い、音楽を変えて2つのフォトビデオを制作してみた。自分が撮って、そのまま長く放置してあった古く色褪せた、ごく普通のスナップ写真がBGMによってこうも変わるのかとびっくりしている。このシリーズは多くのプリント写真を使うのでデジタル前の写真の整理断捨離にも役立つ。材料もいっぱいあるので整理しながらまだまだ続けたい(と思う)。

BGM用にEvoke Musicという著作権フリーの音楽提供サービスに加入した。AIがBGMを作り、さらに各演奏パートを個別にダウンロードもできる!という触れ込みだったので使ってみることにした。FunkなこのBGMはこのスライドショーに実に緊張感やスピード感を与えている。満足、と思ってYOUTUBEに上げたが、なんと著作権侵害の申し立てありとある。高い年間の使用料を払っているのになんか釈然としない。当合わせてみると、そのまま使ってよしとのことだった。

でも、ほんとに癪に触ったので、自分が作った楽曲なら文句ないだろう!!と思い立ち、別バージョンを制作したのがこちら。

4年ほど前にブルーススプリングスティーンのBorn to Runみたいな曲を作りたくて作曲し完成を目指した楽曲のデモ。ある人物の応援歌として歌詞もつくり、実際歌入れまでいった曲である。いつかは完成させたい曲の数少ない一つである。これをBGMで使うと、これまたアメリカンなテイストで、なかなか素敵な仕上がりとなった(かなり自画自賛)自分の曲だと著作権うんたらかんたらと警告も受けずに気持ち良いし。。。

Archive #016 from the Marriott Tape 「仁」のテーマ

「仁」。このテレビドラマが放映された当時北京にいた。第一期(2009/10-12月)完結編(2011/4-6月)とも全編見ている。北京では放映されていないのにどうやって見たのだろう?はっきりと覚えていない。日々、コロナと戦う医療従事者の苦労の様子を知り、江戸時代にタイムスリップして疫病(コレラ)と戦うこのドラマを思い出した。何もない時代に、ついにはペニシリンを開発してしまうところも、コロナワクチンの開発と重なる。

Leeくんが、このドラマのテーマ曲を録音したと言い出した。ロックやブルース一辺倒だったので、この企画は新鮮だったことを覚えている。といういことで、録音データを探してみたが、なかなか見つからない。ハードディスクの整理どころではない。開けたり閉じたり、もう、ぐしゃぐしゃの状態で諦めかけてたとき、出てきましたよ。なんと、仕事用のディスクの中から。予算関連のエクセルデータの中にLogicで録音されたデータがポツンと一軒家状態で出てきた。今後、探す範囲がますます広がって頭が痛い。で、この曲は何も手を加えないままでアップします。

” Theme from TV drama series Jin”

All guitar played by blues Lee

Recorded@Beijing Marriott Sept.22, 2012

Archive #015

2017年末ごろからAbleton Liveの使用頻度が他のDAWより増えた。よし、これから作るぞ!と改まって制作に入ることなく、自由勝手に音を重ねていく気楽さが気に入ったからだと思う。ただ、他のDAWとコンセプトがまったく違う。ループ素材などをポンポントラックに放り込んで完成させていく即興性的要素もあり慣れるのに苦労した覚えがある。

ハードディスクを整理していると、このころのものは曲の断片だけというかガラクタみたいなトラックが散財している。ジャンクなトラックデータのなかで、少し光り輝いていたのが冒頭の曲である。で、思い出したのだが、LIVEに慣れるためにプロがつくったマルチトラック(Original Data: Loopz Kontrol “Psycho Killers”)を自分の作ったリフやシンセの装飾音や効果音を足して曲を作ってみようとしたのがこの曲。時間があれば聞き比べてみてください。まあ練習曲みたいなものだが、今の制作スタイルに向かわせたエポックメイキングな曲でもある。

この曲、JanDeBontとクレジットされていた。当時、つくったものに有名人の名前を拝借しているものが多いのは、aodamoくんの影響があったのかもしれない。印象が残って探しやすい。ちなみに、JanDeBontはキアヌリーブス主演の「スピード」なんかを撮った映画監督。

aodamoくんのトラックはこちらで聴けます。

Archive #014

スマートフォンの写真アプリを整理していると、なんだこりゃという動画が結構な数残っている。その大半はスマフォが勝手に録画していたのか、その時は何かを意図して撮影しているのだが今となっては不明なものである。今回のアーカイブはそんな(私的な?)アバンギャルドな映像画像を素材にサイケデリック風ビデオを創ってみた。

サウンドトラックは、ototobatomos vol.1の制作中に、Ableton LIVEのリゾネーターエフェクトをいくつまで重ねられるかを実験したトラックに、アップルOSX純正のスピーチテキストに詩の朗読をさせたトラックを重ねて録音したものである。真っ先にボツになったが、今こうしてビデオのサウンドトラックとして蘇っている。