OTOTOBASTUDIO Compilation Album Vol.1 リリース

現在、ここArchiveページで紹介している、昔の音源やデモの中から厳選されたトラックをリミックスあるいはリマスターし、新曲とともに制作してきたOTOTOBAの新しい企画アルバム “Compilation Album Vol.1″が完成しました。bandcampでもリリース予定ですが、Youtubeにて先行配信しました。ここ2年ほど一貫してアンビエントやエクスペリメンタル中心のアルバムを発表してきましたが、音と場スタジオのハードディスクに溜め込んだあらゆる音源を掘り起こしながら、今後もこのコンピレーションシリーズも続けていきたいと考えています。まずは、Volume oneをお楽しみください。

(これにともない、Film Noirシリーズは終了いたします)

VOL.1収録トラックに関して

1. Pekinpah   

このトラックは2015年頃に、市販のサンプルやDAW付属の音源だけで作ったもので、暫くsoundcloudに ”Don’t Shoot at Me, Pekinpah” というタイトルでアップしていた。今回はイントロから思い切りド派手なタイコを入れてみた。Pekinpahというのはもちろんサムペキンパーのことで1972年の映画 ”The Getaway”をイメージして制作された。最近までArchiveページの特別企画 Film Noir1のサウンドトラックとして使われた。

2. Dear Harry   

原曲は2005年で2021年秋、新たに録音した。パロディーではなくYMOへのオマージュ。1982にTB-303とTR-606を買ってすぐににRydeenを完コピしたときの感動は忘れらない。ギターはまったく別の曲に使おうととしてボツったものをかなり加工して入れた。結構雰囲気出ている。

3. Into the Dark 

このアルバム用に作った2021年秋録音の最新オリジナルトラック。 

4. Fleming   

2015年、Pekinpahと同じ手法で同時期に録音されたトラック。これも暫くsoundcloudにアップしていた。オリジナルタイトルは、”Ian Fleming Around the World ”。007スカイフォールを見ながら作った記憶がある。Mも登場している。Archiveページの特別企画Film Noir2のサウンドトラックとして使われた。

5. Someone Like You   

Archiveページの特別企画Film Noir3のサウンドトラックのために最近制作されたトラック。以前触れたように、トラックの中には、かなり以前録音されたサウンドの数々が散りばめられている。特にこのトラックに合うギターの音源を他の曲のボツトラックから探し出すのには苦労した。2021年夏録音。

6. Out of the Blue  

このアルバム用に作った2021年秋録音の最新オリジナルトラック。

7. Vegeta Dance   

2014年録音。Ableton Liveを使い始めたときに実験しながら作っていたトラックを最近リミックス、リマスターした。LiveのMIDIエフェクトにノートの発音タイミングをいろいろと弄れるものがあり、それをベースに使ってみた。今回のリミックスではさらにクレージーな音にしてみたが、こういう実験が周りの人には理解されないらしい(笑)

14歳の少年が初めてクリームというバンドを聴いて、クロスロードのジャックブルースのベースはこんな感じで聞こえていたのでは?という遠い記憶が蘇ってくる。タイトルの「ベジータダンス」は、スタジオの誰かがこのトラックを聴きながら、「まるでドラゴンボールのヒーローたちが空間を瞬間的に移動しながら戦っているさまのようだ」というのを頂いた。

8. Angel Face  

このアルバム用に作った2021年秋録音の最新オリジナルトラック。こトラックだけYoutubeバージョンが存在する。理由は謎。。

9. Caramel Rosso  

このアルバム用に作った2021年秋録音の最新オリジナルトラック。ニニロッソのトランペットにあのキャラメルママがバックで演奏したという、訳のわからないコンセプトで作った。実は、このトラックが一番苦労したが、箱男楽団のみなさんが頑張ってくれた。