言葉による記憶と「音と場」に至る道、これもアーカイブの一つ。
2008年音出し音入れ Part I
2008年3月3日
北京に赴任。南国の島国からの異動だったので、この寒 さと乾燥した気候に不安になる。特に、この乾燥は異常だ。寝ている とあっという間にミイラ状態になり口の中はサハラ砂漠となる。その 時は、後々の音楽ライフにも大きく影響することになるとは夢にも思 わなかったが。暫くは仕事仕事の毎日。それでも、北京なる都市で音 楽三昧ができるのか調査を開始。頼りはネットだけ。その時の音楽環 境は、120Gのipodに詰め込んだ6000曲とヘッドフォーン(Sony MDR-CD900ST)のみ。とてもシンプルなスタートだった。その後、 BOSEのCompanion5という小型スピーカーシステムを購入、ヘッドフ ォーンライフから解放された。
2008 May
レコード屋がない。これが地球上の未来の姿だと感じた。HMVもタワ ーレコードもない。あるのは、ちょっとしたDVD屋に置かれている如何にもといった感じのCDのみ。新作はnet頼り。ともかくitune store に接続(よかった繫がった)。ライブハウスは、飲み屋というかバー (后海周辺に多い)とホテルのJAZZバンド、いくつかの学生向けライ ブハウスが点在しているだけ(意外とヘビメタが多い)、ほとんど見 て回ったが、足繁く通うほどのものはない。楽器はといえば、后海の 西にある新街口南大街という通りにある楽器街を発見したときは、さ すがに嬉しかった。この通りでは、ギブソンからフェンダーなど有名 ギターのほとんどがコピーとして存在する。しかも500元から1500元 程度で買える。ちなみに小生もここで買ったベースやギター5本ほど 所有している。いずれ写真で紹介したい。同僚のBlues Leeさんをこの 楽器街視察に誘った。彼が試奏中に弾くジミヘン、クラプトン、クリ ーム、ビートルズのリフの数々。この男、小生より10歳は若いという のに、どうみても同世代という感じで次々に弾きこなす。聞いてみる とビートルズが神様だという。「今度家でやってみようか」この一言 がour music life in Beijingの始まりであった。
ブログOur Music Life in Beijing より