断捨離は難しい。いざ捨てるという行為に及ぶとき、思いも掛けなかったもの達と再会する。そいつたちと過ごした時間を懐かしく思い時間が過ぎる。ほかにも何か出てこないかなと、きちんと仕舞われていたものを手当たり次第に引っ張り出す。断捨離という行為により家が前より散らかる。これって意味のあることをしているのだろうか?
学生時代のノートブック。苦労の跡がしのばれる最終ページに必ずなんか出てくる。ノートのページは乱筆で何が書いてあるのか不明でその時々、何を学んでいたのかは思い出せないが、落書きや挟んであったものには明らかに思い出がある。
1976年から1979年まで僕はアメリカにいた。詳しく言うと、人口1万5千人くらいのオハイオの片田舎、アセンズ(日本語ではアテネ)という町にいた。人口のほとんどが学生で占めるキャンパスのある町だ。
そんな小さな町でも、全米トップ40でヒットを飛ばす多くのミュージシャンがライブを行っている。そのなかでも、LOVE is ALIVEヒットというヒット曲を放っていたGary Wrightのコンサートに行ったことを見つけたチケットの半券が物語っている。当時、日本では聴いたことがなかったミュージシャンだったが、このライブには衝撃を受けたことを思い出した。音が半端なくでかい。耳が痛いくらい。だが、ボーカルの音ははっきりしていて聴き取れる。オオ、これが一流のPAというものか、と感心した記憶がある。1978年2月3日。今から、40年以上前の話である。
そういえば!DoobieもLittle Featも行ったよなっ!とまた引っ掻き回す。これを断捨離というのかぁ?。 ああ、また怒られそうだ。
参考までに
Concert Archiveというサイトでいろいろと調べていたら、10日後にオハイオの大都市クリーブランドでSantanaとEddie Moneyとコンサートを行っていることが分かった。これはすごい面子だなぁ!